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支倉常長の軌跡知って・来月から帰国400年記念事業
(2020年8月23日山形新聞より)


チラシなどを手に、慶長遣欧使節の帰国400年記念事業をPRする九里廣志理事長ら
=米沢市・九里学園高

 米沢生まれとされる支倉常長が率いてスペインなどにわたった慶長遣欧使節の帰国400年を記念し、米沢市内外の有志でつくる「支倉常長日西文化協会」(九里廣志理事長・S40卒)は、9月から記念事業を展開する。講演会やスペイン語講座、使節団を描いたミュージカルの上演などを予定する。

 慶長遣欧使節は仙台藩初代藩主の伊達政宗の命で1613(慶長18)年、現在の宮城県石巻市を出発。メキシコ、スペインを経てローマでローマ教皇に謁見し、20年に帰国した。

 記念事業はまず、9月12日に米沢市の九里学園高で開催。午後1時半からの第1部は「スペイン語で学ぶカフェ」と題し、同国の文化や語学を学ぶ。同3時半からの第2部は記念講演会で、支倉常長家の第14代当主の正孝さんを講師に迎える。

 10月25日午後2時半からは、高畠町文化ホールまほらで、劇団わらび座(秋田県仙北市)によるミュージカル「ジパング青春記」を上演する。慶長三陸地震(1611年)から使節団の出発までを描いた内容で、同協会などが常長の地元置賜での上演を企画した。

 「カフェ」は9〜11月の全3回講座で、テキスト代込みで6600円。記念講演会は500円で、カフェ参加者と学生は無料。「ジパング青春記」は一般5千円、小中高生2千円で、当日券は500円増し。問い合わせは同協会0238(28)4649。

 ■伊達政宗・支倉常長関連

 ※政宗と米沢の関わりとは・伊達放談会・小学生ら、業績など学ぶ(2020年8月3日山形新聞)
天然痘など困難乗り越えた・伊達政宗もっと知って・来月2日置賜の小中学生対象に講座(2020年7月6日山形新聞)
 ※ 山形の旅 スペイン人好み・米沢で着付け体験(2018年11月9日山形新聞)
 ※ 支倉常長が縁 東北紹介へ・米沢の文化使節団今月下旬スペイン訪問(2018年6月7日朝日新聞)
 ※ 伊達と上杉 二つの宝・米沢伊達氏案内人・椎野健作さん(2017年9月29日山形新聞)
 ※ 交流の深化約束・スペイン国王に謁見・支倉常長日西交流文化協の九里理事長(2017年4月7日山形新聞)
 ※ 常長の偉業広く発信・文化協会来月設立 米沢などの有志・スペインと交流促進(2017年3月14日山形新聞)