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常長の偉業広く発信・文化協会来月設立 米沢などの有志・スペインと交流促進 
(2017年3月14日山形新聞より)


設立趣旨などを説明する発起人代表の九里広志理事長(S40卒・中央)ら=米沢市・九里学園高
相田晃輔さん(S56卒・右)、福崎真智子さん(S43卒・左)

 米沢市関地区で生まれたとされ、仙台藩主・伊達正宗の命で江戸時代初期にスペインなどを訪問した支倉常長の功績をたたえ、顕彰しようと、同市内外の有志らが「支倉常長日西文化協会」を4月5日に設立する。イベントや関係団体との交流などを通して常長の偉業を国内外に発信するとともに、日本とスペインの交流を促進する。

 発起人は2015、16年に同市で開催された常長誕生祭の実行委員を務めた市内外の企業・団体の代表ら20人。記者会見を13日に開き、事業内容などを説明した。発起人代表の九里広志九里学園理事長(S40卒)は「常長の功績を地域の宝として守りつなぎ、米沢がベースとなって日本とスペインの交流を広げたい」と話した。
 活動は▽スペインや関係自治体との文化交流▽国内外への情報発信▽歴史的資源を活用した教育事業▽常長に関する権利・保護の管理―など。賛助会員も募り継続的に活動する。17年度は4月15日の設立セレモニーを皮切りに講演会や常長ゆかりの地視察などの記念事業を展開する。11月にメインイベントとして日本・スペイン文化交流フェスティバルを米沢市内で開催。同市で生まれた伊達正宗の生誕450周年記念事業も兼ね、伊達18代当主と支倉常長家14代当主の対談などを行う。
 日西友好通商航海条約締結150周年となる18年には使節団を組んでスペインを訪問する予定で、15年度から集めている伊達、支倉両当主らの署名の巻物をメッセージバトンとして関係者に手渡す。関地区の顕彰会や市などととも今後連携して活動の輪を広げていく考えだ。
 賛助会員は個人が入会金2千円、年会費3千円。法人・団体は年会費のみで1口1万円。問い合わせは事務局のジーエスデザイン0238(28)4649。