天然痘など困難乗り越えた・伊達政宗もっと知って・来月2日置賜の小中学生対象に講座
(2020年7月6日山形新聞より)
置賜の小中学生に伊達政宗について伝える「伊達放談会」のちらし
米沢生まれの初代仙台藩主・伊達政宗について地元置賜の小中学生に知ってもらおうと、8月2日午前10時から、米沢市舘山5丁目の舘山寺で「伊達放談会」が開かれる。天然痘という感染症を克服して活躍した政宗や、政宗の命で欧州に派遣された支倉常長について、3人の講師が分かりやすく話す。
米沢市出身で仙台市在住の椎野健作さん(73・S40卒)が呼び掛け人となって開催。椎野さんは仙台市民とともに米沢を訪れ、伊達氏ゆかりの地などをガイドする「米沢伊達氏案内人」として活躍している。伊達氏について米沢市民に伝える「放談会」の開催は、政宗の生誕450年だった2017年に続いて今回が2回目。
椎野さんは「新型コロナウイルスの影響で大変な思いをした子供たちを、政宗を通じて元気づけたい」と子ども向けの放談会を企画した。当日はまず、椎野さんが講話。仙台市博物館が発行した冊子を配布し、困難を乗り越えた政宗と米沢について話す。さらに、舘山寺の山口卓道住職が同寺と政宗の関わりなどについて解説。支倉常長生誕之地顕彰会の岡崎利勝会長が常長への思いを語る。開催日は旧暦の政宗の誕生日(8月3日)の前日に当たる。
対象は置賜地区の小学5年生〜中学生で、定員は20人。応募多数の場合は抽選だが、保護者の同伴は可能。参加無料。申込は舘山寺0238(23)0558。問い合わせは椎野さん090(3128)9799。
※伊達と上杉 二つの宝・米沢伊達氏案内人・椎野健作さん(2017年9月29日山形新聞)