消毒用アルコール役立てて・米沢の小嶋総本店
（2020年6月1日山形新聞より）
中川勝市長に消毒液を渡す小嶋健市郎社長（H11卒)＝米沢市役所
清酒「東光」で知られる小嶋総本店（米沢市、小島健市郎社長・H11卒）が１日、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと、自社で製造した消毒用アルコールを同市に寄贈した。
日本酒に添加する醸造アルコール（９５度）を原料にし、危険物扱いにならないように６６度まで加水して瓶詰めした。同社ではアルコールを添加しない純米酒の生産割合を今年までに１００％に拡大したため、原料の確保には苦心したという。
今回は四合瓶（７２０ミリリットル）入り３００本を贈り、市では小中学校で活用する。今後、行政や医療機関などへの納入を検討しており、現時点では一般販売の予定はない。市役所を訪れた小嶋社長は「子どもたちや親御さんの不安解消に役立ててほしい」とあいさつ。中川勝市長は「有効に活用したい」と謝辞を述べた。
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