米沢・近野兼史さん「お別れ会」・奨学給付金、遺徳しのぶ
（2019年11月27日山形新聞より）
近野兼史さん（S17卒）の遺徳をしのんだ「お別れの会」＝米沢市
米沢市で初のスーパーマーケットを設立し、近野教育振興会の創設者で今年9月に95歳で亡くなった近野兼史氏の「お別れの会」が26日、グランドホクヨウで開かれ、参列者が故人の遺徳をしのんだ。
近野氏は1957（昭和32）年に同市初のスーパーマーケットとなる「かくだい食品」を設立。72年にはジャスコと資本提携し、「カクダイジャスコ」を立ち上げた。92年には近野教育振興会を設け、これまで350人の高校生に奨学金を給付している。
お別れの会はマックスバリュ東北が主催し、約150人が参列した。中川勝市長は「市民を代表し、心よりご冥福を祈ります」と弔辞。近野氏の長女で同振興会理事長の鈴木佐和子氏が「生前、父は『人生楽しかった』と申していた」とのエピソードを披露した。
※全力で歩んだ半生紹介 近野兼史さん出版（2013年12月27日山形新聞）
※経営者の信念、教育への思い…近野兼史さんが出版（2013年6月14日山形新聞）
※人格教育の大切さ訴える 米沢出身の近野兼史さん、エッセー集出版（2012年9月7日山形新聞）
※妻への感謝 詩で表現・米沢出身の近野兼史さん出版（2010年7月20日山形新聞）
