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太田尚吾六段9度目V・県囲碁大会 (2019年5月20日山形新聞より)


県囲碁大会で優勝した太田尚吾六段(中央・H18卒)
=上山市・月岡ホテル

 第64回県囲碁大会(主催・山形新聞、山形放送、後援・日本棋院県支部連合会)は最終日の19日、上山市の月岡ホテルで敗者復活戦4回戦と3位決定戦、決勝を行った。太田尚吾六段(山形市・H18卒)が2年ぶり9度目の優勝を果たし、2位は斎藤欣也六段(鶴岡市)、3位は舩山悠介六段(高畠町)だった。

 決勝は王座奪還を狙う太田六段と、16年ぶり4度目の優勝を目指す斎藤六段の対局となった。太田六段が序盤に2カ所の三々入りから地を稼ぎ、斎藤六段の厚みが働かないように打ち回して形を決め、勝利を収めた。

 3位決定戦は前回優勝の舩山六段と沼沢勇太六段(山形市)が顔を合わせた。両者一進一退の攻防の中で、舩山六段が中盤に流れをつかみ勝利した。

 閉会式では審判長の石山義信日本棋院県支部連合会幹事長が、上位3選手に優勝杯や縦などを手渡した。3人は東北六県囲碁大会(6月29、30日、福島市)に出場する。

 東北大会に向けて太田六段は「全勝を目標に粘り強く戦う」、斎藤六段は「自分を信じ、自然体で臨みたい」、舩山六段は「プレッシャーに負けず前向きに打ちたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 最終日の成績は下記の通り。(左が先番、〇が勝者)

  • 決勝
    • 斎藤欣也六段 6目半 太田尚吾六段〇
  • 敗者復活4回戦
    • 〇沼沢勇太六段 16目半 宗友正六段
    • 後藤勝弘五段 中押し 舩山悠介六段〇
  • 3位決定戦
    • 〇舩山六段 2目半 沼沢六段

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