第58回東北六県囲碁大会個人の大将戦優勝 太田尚吾さん(25・H18卒)
(2013年7月1日山形新聞より)
太田尚吾さん(H18卒)
死闘を制し、晴れやかな笑みがこぼれた。「苦しく、負けそうな対局もあったが、地元の応援が力になった。郷土の代表として優勝できてよかった」。
5年前、東北大の学生時代に宮城県代表として大将戦を制している。本県大将として出場した前回、前々回は大きな期待を背負いながらも準優勝に甘んじただけに、喜びもひとしおだ。
今大会にはそろいのポロシャツを着た応援団が2日間にわたって駆け付けた。初日の1,2回戦はこれまで公式戦で負け越している強敵との対局だったが、集中力を切らさずに打ち切った。「苦手だった相手に2連勝して波に乗れた。応援してくれた人に感謝したい」。
囲碁を始めたのは5歳。中学時代から頭角を見せ始め、大学時代は全国の学生王者にもなった。本県主要棋戦の県地区対抗囲碁大会と県囲碁大会は現在3連覇中。本県アマチュア囲碁界の“期待の星”との呼び声が高い。
現在は自らが主宰して若手の囲碁研究会をつくり、月1回の例会を開きながら県全体のレベルアップに努めている。「東北大会大将戦連覇とともに、本県チームの悲願である団体戦初優勝を果たしたい」と次の目標を見据えている。
現在は山形市職員課に勤務する。休日は中学時代に始めたインターネット碁を楽しむ。性格は「歯磨きしながら荷物をまとめるなど効率的なことを求める」と自己分析。読むのは実用書ばかりとか。山形市木の実町で一人暮らし。米沢市出身。
※向上心持ち 最善を追求 県囲碁大会連覇・アマチュア期待の星 太田尚吾さん(2013年3月31日山形新聞)
※県地区対抗囲碁・太田六段2連覇(2012年3月19日山形新聞)
※県地区対抗囲碁・太田六段が優勝(2011年10月24日山形新聞)