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巡って発見「伊達の道」・米沢、案内マップ「広幡・六郷編」・前回に続き、照井さんデザイン
(2021年8月24日山形新聞より)


米沢市広幡・六郷両地区の魅力を紹介した「伊達三日月街道案内マップ」

 仙台藩初代藩主・伊達政宗が生まれた米沢を起点に、伊達氏ゆかりの地域をつないで交流を図る「伊達三日月街道プロジェクト」の案内マップ「広幡・六郷巡り編」が完成した。昨年制作した「赤芝・舘山歩き編」に続いて2地区目。伊達氏ゆかりの場所など、米沢市広幡・六郷両地区の魅力を紹介している。


マップ制作のために成島八幡宮を訪れ、進藤俊彦代表(S50卒)から説明を受ける照井博恵さん
=7月、米沢市広幡町成島

 A4判二つ折りで、2千部を印刷。内側にマップを掲載し、裏表紙には地区内の施設の割り引き案内や両地区の紹介文などを載せた。マップには、歴代の領主が手厚く保護した成島八幡宮など伊達氏ゆかりの地や、上小菅観音堂と境内のケヤキ、八幡清水、農村文化研究所など、さまざまなスポットを紹介している。

 マップのデザインは前回に引き続き、白鷹町出身のイラストレーター照井博恵さん(34)=広島県大崎上島町=が担当。7月には、同プロジェクトの進藤俊彦代表(S50卒)=米沢市赤芝町=の案内で現地を回ってマップのイメージを膨らませた。照井さんは「いわゆる観光スポットではない所でも、さまざまな人の暮らしが根付いていることを感じました」と話した。

 マップは市内周辺の道の駅など、観光施設やコミュニティセンターなどに設置。同プロジェクトでは来年以降、川西、高畠両町へと取り組みをつなぐ計画にしている。