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「伊達三日月街道」事業の第1号・案内地図作り大詰め
(2020年10月8日山形新聞より)


寺と伊達家のつながりについて、山口卓道住職から説明を聞く照井博恵さんと進藤俊彦さん(S50卒)
=米沢市・舘山寺

 仙台藩初代藩主・伊達政宗が生まれた米沢から仙台まで、伊達氏ゆかりの地域で同じコンセプトの案内マップを作って交流と活性化を図る「伊達三日月街道」プロジェクトで、第1号となる米沢市の「赤芝・舘山地区」のマップが間もなく完成する。先月には制作を担当している白鷹町出身のイラストレーター照井博恵さん(33)が現地を取材し、最終的なイメージを確認した。

 照井さんは2018年春、広島県大崎上島町に移住し、置賜と広島の両方で街歩きマップを含む創作活動を行っている。「伊達三日月街道」の発起人で推進組織の代表を務める進藤俊彦さん(米沢市赤芝町・S50卒)の依頼を受け、リモートで資料をやり取りしながらマップの制作を進めていた。

 制作の最終段階として9月25日、照井さんは進藤さんの案内で現地を回った。伊達氏ゆかりの舘山寺では、山口卓道住職が寺に残る史料や逸話などを紹介。照井さんは「マップ制作にあたり、この地域にたくさんの歴史やお店があることに気付かされた。若い女性が楽しめるようなわくわくする部分を伝えながら、歴史に興味を持ってもらえるようにしたい」と意気込みを語った。

 マップの範囲は同市赤芝町を中心に、舘山、簗沢など。伊達氏ゆかりの舘山城や舘山寺など歴史を感じられる場所に加え、カフェや温泉施設なども盛り込み、若い女性の街歩きにも活用してもらうことを想定している。

伊達氏ゆかり共に活性化へ・米沢から仙台結び交流「三日月街道」計画始動(2020年8月8日山形新聞)