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気を緩めず予防策徹底して・今田恒夫教授・一問一答(山形大・公衆衛生学・S58卒)
(2020年7月9日山形新聞より)


今田恒夫・山形大医学部教授(S58卒・公衆衛生学)

■2か月ぶり感染確認 初の死者も

 県内で初めて新型コロナウイルスによる死者が出たことを受け、今田恒夫山形大医学部教授(公衆衛生学。S58卒)は8日、山形新聞の取材に「3密」回避、まめな手洗い、マスク着用など基本的な予防策の重要性を改めて指摘し「気を緩めず、徹底してほしい」と訴えた。以下は一問一答。

 ―新型コロナ感染症の重症化リスクが高まるのはどんなケースか。

 「一般的に高齢や持病があることが感染後に病状を悪化させる可能性が高いとされる」

 ―そういった人が身近にいる家庭、職場は、どんなことを意識すべきか。

 「周囲の人が体調不良にすぐ気づけるよう見守って欲しい。年齢や持病の有無にかかわらず、家庭など各単位で、3密を回避できない場所に行かない、こまめに手洗いする、マスクを必ず着用する、といった対策を徹底してもらいたい」

 ―首都圏を中心に20,30代で無症状の感染者が増えている。

 「若者の感染は移動自粛の解除後に目立っている。感染拡大前と同じ感覚で行動していないだろうか。若い人が知らぬ間にうつり、それを他人にうつしてしまう傾向が強まっている」

 ―県内では感染がいったん収束し、2か月ぶりに陽性者が確認された。

 「県民の気が緩んでいる恐れがある。自身が感染しないことはもちろん、自らが知らぬ間に感染しているかもしれないと意識することが大事。気を緩めずに基本となる対策に改めて取り組んでほしい」

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