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鬼の表情も生き生き・中村隆行さんのペーパークラフト展・高畠
(2019年12月19日山形新聞より)


浜田広介の代表作「泣いた赤おに」を題材にしたペーパークラフト作品=高畠町・浜田広介記念館

 ペーパークラフト作家の中村隆行さん(62・S50卒)=米沢市木場町=の作品展が、高畠町の浜田広介記念館で開かれている。紙を立体的に切り貼りして生み出された表情豊かな登場人物たちが、見る人の心を和ませている。26日まで。

 中村さんは10年前から独学で創作を始め、主に昭和時代をテーマにした懐かしの作品を手掛けている。作風も独特で、下絵は描かず頭の中で膨らませた構想だけで作品を作り上げる。

 同記念館での展示は初めてで、約30点を飾った。黒電話で交際相手と楽しげに話す女子高生、焼き芋や缶蹴りに興じる子どもたちは、今にも話し声が聞こえてきそうなほど精巧だ。

 浜田広介の代表作「泣いた赤おに」を題材にした作品は、人間と仲良くなれた赤おにを見届け、青おにが姿を消す一こま。「本当に泣いたのは青おにでは?」との思いから、喜びと悲しみが交錯する青おにの繊細な表情までも表現している。

ペーパークラフト昭和の風景を再現・中村隆行さん(2019年5月6日山形新聞)
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