細やかな紙工芸・全作品70点展示・米沢・中村隆行さん（61・S50卒）
（2018年7月24日山形新聞より）
紙を素材に、今にも飛び出してきそうな作品が並ぶ＝山辺町ふるさと資料館
米沢市のペーパークラフト作家、中村隆行さん（61・S50卒）の作品展が山辺町ふるさと資料館で開かれている。紙を素材に、細やかな手作業で生み出された人形の生き生きとした表情やしぐさが、見る人を引きつけている。8月19日まで。
中村さんは約10年前からペーパークラフト作家として活動。今回は、これまで手掛けた全70作品余りを展示した。四季の移り変わりと人生を重ね合わせた「時のながれ」、オニヤンマの背に乗った少年が今にも飛び出してきそうな「夏休みの冒険」など、細部までこだわった作品が並ぶ。
また明かりを取り入れ、夜の満員列車や居酒屋などをテーマに、集まった人々の声まで聞こえてきそうな作品なども紹介。一体一体が丁寧に作り込まれ中村さんの世界観を伝えている。28日午後1時半からギャラリートークが行われる。
※ペーパークラフトと写真で感じる「昭和」・中村隆行さん（2017年5月26日山形新聞）
※紙細工と切り絵2人のコラボ展・中村隆行さん（2016年5月4日山形新聞）
※紙工芸、懐かしの風景・米沢で展示会（2013年4月23日山形新聞）
