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金型成形の品質、AIの活用開発・山大・伊藤浩志教授らが受賞
(2021年1月20日朝日新聞より)


奨励賞を受賞した伊藤浩志教授(S59卒)ら=米沢市の山形大学工学部

 山形大学大学院有機材料システム研究科長の伊藤浩志教授(高分子工学・S59卒)と河北町の金型メーカー「IBUKI」などが取り組む金型による成形加工の品質を安定化させる技術が、今年度の素形材産業技術賞の奨励賞を受賞した。

 同賞は、金属加工やプラスチック成型などの素形材産業の振興を目的に、一般財団法人素形材センター(東京)が主催。今回が36回目で、山大の受賞は初めてという。

 伊藤教授らはIBUKIの熟達技術者の知見のデータベース化に取り組んだ。金型成形は納入先の環境や、作業員のスキルなどの違いで品質不良が起きるケースもある。金型に様々なセンサーを設置し、条件差を推定して最適な方法を示すAI(人工知能)を開発したことで、こうした課題の解決につながるという。

 伊藤教授らは「今は多くの技術者が経験や勘でやっている。デジタル化を進め、経験の浅い技術者でも熟達者と同様の成型技術ができるようにしたい」と説明している。

伊藤教授に繊維学会賞・分解しやすいプラ研究(2020年6月11日山形新聞)