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伊藤教授に繊維学会賞・山形大大学院・分解しやすいプラ研究
(2020年6月11日山形新聞より)


山形大工学部大学院有機材料システム研究課長・伊藤浩志教授(54・S59卒)

 山形大工学部(米沢市)は10日、高分子成形加工などを専門とする同大大学院有機材料システム研究課長の伊藤浩志教授(54・S59卒)が、繊維学会(東京)の2019年度学会賞に輝いたと発表した。同大から3人目の受賞となる。

 同賞は、繊維科学について独創的で優秀な研究を行い、一層の研究発展が期待される研究者に対し授与される。伊藤教授は繊維、高分子材料加工過程で幅広い視点を持ち、広範囲な対象領域に取り組んできたことが高く評価された。

 具体的には、繊維やプラスチックに関し、より使いやすくするために加工の過程で内部構造を解析するなどし、細くしたり強くしたりして、自然界で分解しやすくする研究内容となっている。

 同日、同学部で会見した伊藤教授は「名誉ある賞を受けることができた。光栄に思う。環境にやさしいプラスチックが必要となる。今後ますます研究を続けていきたい」と語った。