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多方面から迫る郷土の成り立ち・香坂文夫さん「置賜の地域づくり」出版
 (2020年11月24日山形新聞より)


香坂文夫さん(73・S41卒)

 米沢市の米沢工業高元教諭で、観光ボランティア「おしょうしなガイド」の香坂文夫さん(73・S41卒)=同市城北2丁目=が、置賜の都市づくりの歴史をまとめた「置賜の地域づくり」を自費出版した。「郷土の成り立ちを広く知ってもらうとともに、子どもたちが地域について学ぶ導入に生かしてほしい」と話している。


街づくりや街道整備、治水の歴史などをまとめた「置賜の地域づくり」

 「先人の努力 知ってほしい」

 土木技術や都市計画を専門としてきた香坂さんは、これまでも米沢藩の城下町の成り立ちや東北中央自動車道の開通、置賜の街道整備や治水など、各分野の歴史に関する本を多く執筆してきた。これらの内容に、米沢藩の医学史や置賜地域の鉱山などの歴史を加え、新しい一冊にまとめた。

 歴史があるテーマをさらに深掘りするなど、地域探求の学習に取り組む中高生に役立ててもらえるよう、各項目の説明は図や写真を含めて見開き2ページに収まるように工夫。文字数の面でも読みやすさに配慮した。

 自分たちが住む町、地域がどのように成り立っているかを知らない人が多く、香坂さん自身も郷土の歴史に理解を深めたのは教師生活晩年になってからだったという。「直江兼続をはじめとした、先人たちの素晴らしい努力の上に成り立っていることを広く知ってほしい」と話している。

 A5判、123ページで、県立図書館(山形市)や置賜地域の公立図書館に寄贈した。米沢市の上杉神社内の米沢観光コンベンション協会でも販売している。1500円。

旧町名の歴史冊子に・絵図、写真交え由来や特色紹介・香坂文夫さん出版(2019年4月17日山形新聞)
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まちづくり詳しく解説・米沢の香坂さんが出版(2010年2月5日山形新聞)