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目の付けどころ「いいね」・南陽の菓子店、傷ものまんじゅう生まれ変わる
 (2020年11月2日山形新聞より)


皮が破れたまんじゅうに黒ごまで「目」を付け、ヒット商品となった=菓子処六味庵

  「目」の付けどころが絶妙で―。南陽市の菓子店が、皮が破れてしまった失敗作のまんじゅうに二つの黒ごまを乗せたところ、豊かな表情が生まれ、ツイッターでは「着眼点が素晴らしい」「かわいい」と全国的な反響を呼んでいる。

 注目を集めるのは同市椚塚の「菓子処六味庵」。“事件”は先月21日に起きた。専務の菅野幹大さん(33・H18卒)が季節限定商品「かぼちゃまんじゅう」を蒸していたところ接客が入り、戻ったころには柔らかい餡(あん)が膨らんで約40個の皮が破裂してしまった。

  「失敗しちゃった」と肩を落とす菅野さん。そこで機転を利かせたのが、妻で広報担当の深里さん(33)だった。ハロウィーンが近かったこともあり、蒸し網に並ぶ薄黄色のまんじゅうが、口を開けたカボチャのランタンに見えた。「目を付けて売ってみたら?」。幹大さんも即座にアイデアを採用した。

  割れたまんじゅうは通常と同じ1個120円で店頭に並び、あっという間に完売した。深里さんが同26日、一連のストーリーと商品の写真を公式ツイッターに投稿すると、称賛コメントと3万8千もの「いいね」が寄せられ、かわいい表情を見せるまんじゅうの写真も拡散した。

 サブ的存在のかぼちゃまんじゅうだったが、これを目当てに来店する人が急増。ただ、あえてまんじゅうの皮を割ることはせず、あくまで失敗が出たときに目を付けて販売している。「お菓子は寸分たがわず作るのが大切とされてきたが、今回の経験から一つ一つ個性があってもいいと気付かされた」と幹大さんは話している。

失敗まんじゅう「目」つけたら・南陽の和菓子店ツイッターで話題(2020年11月18日朝日新聞)