幸せな人生の気構え諭す・女性学級開級式・小野住職が講演
（2020年8月4日山形新聞より）
講演する小野卓也住職（H4卒）＝白鷹町・蚕桑地区コミュニティセンター
白鷹町蚕桑地区コミュニティセンターの女性学級「むつみ学級」の開級式が3日、同コミセンで行われた。本年度第1回の活動として洞松寺（長井市草岡）の小野卓也住職（H4卒）が講演し、人生を幸せに全うするための気構えを諭した。
同地区から約30人が参加。小野住職は日本人の平均寿命の長さを挙げた上で「今後の老いや病に対する不安はあると思うが、仏教では自然の摂理と捉える。受け入れられるかは気持ちの問題だ」と教示した。受け入れには精神的な安定が大切だとし、短い時間でできる座禅の方法を紹介し「繰り返すと澄んだ池のように心が整い、余裕と自信が出てくる」と励ました。
健康維持のため散歩などの運動や声を出すことも推奨。前向きな内容のご詠歌を紹介し「（新型コロナウイルス感染症で）遠出などはしにくい状況だが、周りの片付けや、家族や外出先で感謝を伝えるなど、今だからできることをぜひ。今を愛そう」と優しく呼び掛けた。
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