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38会の修学旅行 H.22.5.25〜5.27 「三八会の修学旅行に思う」

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 38会の修学旅行 H.22.5.25〜5.27 「三八会の修学旅行に思う」 
 同輩の集まりはいろいろあるが、還暦を期して始まった三八会の修学旅行は今年で3回目をかぞえます。
第一回目は、平成18年の奈良「山辺の道散策と万葉・大和路の旅」。
第2回目は、平成20年の京都「源氏物語千年紀ゆかりの地巡り」。
そして今年のそれは「太平洋クルーズと伊勢神宮参拝の旅」。 と立派な名が冠された修学旅行なのであります。
仙台からフェリーで名古屋まで、名古屋から伊勢 路はバスにて、総勢24名、内4名は奥方連れであります。
先達は齋藤栄助君。すべての準備一切から各人の常備薬携行の注意喚起まで、加えて船酔い予防薬をバスの中から用意してくれる心優しき気配りの友であります。
そしてこの3月山大工学部を退官しこのたびの旅行の秘書役をしてくれた岡崎勝利君の尽力には頭の下がる思いであります。
またこの旅行には引率の先生が二人おられます。元校長の曽根伸良先生と同窓会会長の高野譲先生。 過去3回共ご同行頂き、品行方正の旅が続けられる所以なのかも知れません。
神宮参拝での話をひとつ特筆いたします。内宮御正宮へのお参りは普通に可としつつも、正式参拝 (御垣内参拝)は正装でなくば許可されぬことを知らぬまま旅行に参加したのでありました。 (誰一人上着を着けネクタイの御仁はいない)。
前日の夜、そのことを船上での宴会の席上で知った一同は落胆したのであったが、女性陣8名が許可されて正式参拝が出来たのは不幸中の幸いであった。
「何ごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」西行。
古歌にひかれて一首。「夜行船は所在なきなり海ばかり酒と雀友もしなかりせば」、お粗末でした。
我らはもっぱら飲み、語り合うが、お互いに自分に無いものを尊重し合う交流が楽しい。
次の修学旅行が楽しみの我らなのであります。

文  S.38年卒  大木勝雄

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