藩校興譲館、米沢中学、米沢一高、米沢西高、米沢興譲館高と続く米沢興譲館同窓会公式サイト

ホームページロゴ

ワクチン接種に歯科医・米沢市検討、県内初
(2021年5月29日山形新聞より)

  新型コロナウイルスのワクチン接種で、米沢市が歯科医師による接種を検討していることが28日、分かった。同市と同市歯科医師会が診療所の歯科医を対象に研修会を開き、来月以降の集団接種で従事する見通し。県歯科医師会によると、歯科医の接種に向けた動きは県内で初めて。

 市などによると、研修会は6月2日に開き、米沢市立病院の看護師が講師を務める予定。筋肉注射について映像と実技演習により手技を学ぶ。県歯科医師会によると、県内の歯科診療所の会員数は約520人。米沢市歯科医師会は26日に会員約40人に通知し、協力を求めており、28日現在で15人ほどが研修に参加の意向という。

 米沢市歯科医師会の鈴木基(はじめ)会長(S49卒)は山形新聞の取材に対し「集団接種となれば打ち手が足りなくなる恐れがある。協力していきたい」と話した。市は6、7月の集団接種会場に追加しているグランドホクヨウで従事してもらうことを想定している。県歯科医師会の冨田滋会長は「歯科医の活用に向けた動きは今後、各市町村でも出てくるだろう。ワクチン接種をなるべく早く終えることが重要」との考えを示している。

 政府は4月下旬、高齢者らへのワクチン接種を進めるため、医師や看護師に限られていたワクチンの注射を歯科医にも認める考えを明らかにしている。