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米沢の若手経営者・商品やサービス無償・心に花を「咲く活」
(2021年3月5日山形新聞より)


プロジェクト「咲く活」を展開する若手経営者ら=米沢市

 米沢市の若手経営者らが、飲食のテークアウトやテントサウナなど自社の商品やサービスを期間限定で無料提供するプロジェクト「咲く活」を展開している。環境が大きく変わる異動期に地域住民の不安を解消し、新型コロナウイルスで冷え込む地域経済を盛り上げる狙いがある。

 期間限定・卒入学生ら対象に

 中心となっているのは、昨年12月、市内の若手経営者らが「人々が集える場作り」を目的に設立した合同会社「のあそび」。ワクチン接種が始まり新型コロナ収束への光が見え始めた一方、地域経済への打撃はいまだ深刻で、消費マインドも冷え込んでいる。今回のプロジェクトは、そんな状況下で、少しでも明るい話題を届け地域貢献したいというところから動き出した。

 現時点でプロジェクトに参加しているのは、飲食、理美容、建設、宿泊などの11事業者。それぞれ3月中の1日〜1週間など期間限定で、今年卒入学を迎える児童生徒といった対象者(いずれも数組程度)に対し、ピザや義経焼、本棚、テントサウナ体験、ヘアカットなどの商品サービスをプレゼントする。3月は新生活を控え、期待とともに不安も大きい時期。地元の事業者のプレゼントにより、不安を和らげ、少しでも前向きな気持ちになってもらおうという試みだ。

 テントサウナ体験をプレゼントする旅館「宝寿の湯」の関谷寿宣社長(41)と飲食販売やサウナイベントを手掛ける浜田祐輔代表(29)は「テントサウナという非日常で家族の会話を楽しみ、門出を祝う時間にしてほしい」、義経焼を提供する羊肉のなみかたの行方進之介社長(30)は「大変な年に支えてくれた地域の人に元気をお返ししたい」とする。

 プロジェクトの参加事業者を募集中で、のあそびの宮嶌浩聡代表社員(36・H15卒)は「事業者が自分でできる範囲で応援したい人を応援する動きが広がっていくとうれしい」と話している。詳細はのあそびのホームページ(https://www.nasb.jp/)で確認できる。