藩校興譲館、米沢中学、米沢一高、米沢西高、米沢興譲館高と続く米沢興譲館同窓会公式サイト

ホームページロゴ

米沢愛した「我妻栄先生」・小学5年生に冊子寄贈・記念館作成、功績を伝える
(2020年10月8日山形新聞より)


興譲、広幡両小の5年生に我妻栄を紹介する冊子を贈った矢尾板操館長(後列中央)
=米沢市興譲小

 米沢市出身の民法学者我妻栄(1897〜1973年)を顕彰する「我妻栄記念館」(同市、矢尾板操館長・S43卒)は5日、同市の興譲小(山崎公彦校長・S54卒、157人)と広幡小(花輪武彦校長、59人)の5年生に、我妻の功績を紹介する冊子「故郷を愛した民法学者我妻栄先生」を寄贈した。

 冊子は2012年に同館の開館20周年を記念して作製。子どもたちに郷土の偉人について知ってもらおうと、同館では昨年度から、市内の小学5年生全員に1冊ずつ贈っている。毎年代表校を選んで贈呈式を行うことにしており、今年は我妻の母校の興譲小を選定。校舎改修中のため、現在、同校で授業を行っている広幡小の児童にも同時に贈った。

 興譲小の21人、広幡小の10人に冊子を贈った矢尾板館長は「我妻先生の温和さや辛抱強さは米沢に育てられた。大事に読んで欲しい」とあいさつ。興譲小の大木凛香さん(11)と広幡小の清井暖人君(11)が児童代表として「我妻先生のように人の役に立てるようになりたい」「米沢出身で活躍した人についてもっと学びたい」などと思いを語った。

 本年度は市内の5年生合わせて632人に贈る予定にしている。