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プログラミング装置開発・米工高専攻科民間教室が連携・貸し出しや教諭講習へ
(2020年8月7日山形新聞より)


小学校教諭が学んだプログラミング講座=米沢市・窪田小

 本年度から必修化された小学校のプログラミング教育を支援しようと、米沢市の米沢工業高専攻科と市内のプログラミング教室「アクティブラーニングスクール・サカツ」(佐藤公治代表・S48卒)が連携し、教育用の実験装置を開発した。両者は「米沢プログラミング教育協力隊」の名前で、各学校への装置の貸し出しや教諭武重の講習会開催などを計画。3日には、初めての教諭向け講習会を同市窪田小で開いた。


センサーやライトなどが接続された実験装置

 開発した装置は3つのセンサー、5つのLED(発光ダイオード)ライトとスピーカーを備える。プログラムを入力することで、ライトをつけたり音を鳴らしたりすることができる。同種の装置は市販されているものの、値段が高く授業で1人1台は使えないものや、使い勝手が良くないものも多いという。

 今回はシンプルな機能で安価なものを目指して両者が協力。荘内銀行のふるさと創造基金の助成を得て開発し、約160台を作った。縦65ミリ、横97ミリ、厚さ16ミリの箱型で、USBケーブルでパソコンにつなぐ。外装部分のプラスチックは専攻科の3Dプリンターやレーザー加工機で成形。専攻科生が組み立てを担当した。

 窪田小の講習会では、専攻科の教員3人と専攻科生4人、佐藤さんが講師を務め、同小の教員が装置の使用法などを学んだ。協力隊は今後、学校への装置の寄贈なども計画している。