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明るい絵米沢に癒し・市民ギャラリー再開・片上純さん(H3卒)の「光展」
(2020年6月20日山形新聞より)


約3カ月ぶりに作品が並んだよねざわ市民ギャラリー。
片上純さん(H3卒)の絵を紹介し、明るい雰囲気に包まれている。=米沢市

 米沢市で活動を続ける画家片上純さん(48・H3卒)=同市中央5丁目=の個展「光展」が19日、同市の文化複合施設「ナセBA」内にあるよねざわ市民ギャラリーで始まった。新型コロナウイルスの影響で、同ギャラリーで展示が行われるのは約3カ月ぶり。

 同ギャラリーは、年間を通して絵画や工芸、書、写真など、さまざまなジャンルの展示が行われる。今年は感染拡大により、4月1日から臨時休館。同じナセBA内にある市立米沢図書館とともに先月14日から利用を再開したが、市民ギャラリーは展示を予定していた団体からキャンセルが相次いでいた。

 そんな状況を知り、片上さんは急きょ個展の開催を決意。自身の作品の中から明るい色を基調としたアクリル画など45点を選んで出展した。市内の建物を描いたものや、丸のモチーフをちりばめ、緑の濃淡が目を引く抽象画などがある。片上さんは「気持ちが沈みがちな今だからこそ、癒しを感じてほしい」と話している。28日まで。