コロナ予防にも歯みがき大事・米沢歯科医師会・子ども向けにパンフ作る
(2020年6月10日山形新聞より)
米沢歯科医師会が製作したパンフレット
新型コロナウイルスを含む感染症の予防にも歯磨きが大事だと子どもたちに知ってもらおうと、米沢市歯科医師会(鈴木基会長・S49卒)はオリジナルのの子ども向けパンフレットを製作した。市内の全小中学生に配布する予定で、8日、市役所で贈呈式が行われた。
口内環境を良くして細菌を減らすことは、ウイルス性疾患、誤嚥性肺炎の予防や重症化防止に有効とされる。小中学校では現在、水場周辺の「3密」を避けるためとして給食後の歯磨きが難しい学校もあり、子どもたちの歯磨き習慣を崩さないようにと企画した。
歯磨きの重要性を呼び掛ける内容を説明する鈴木基会長(S49卒)=米沢市役所
パンフレットは、同会の会報特別号の形で発行。感染予防のためには「手洗いうがい+歯磨き」が有効などと、イラスト入りで呼び掛けている。コロナの影響で実施できなかった「歯と口の健康週間(6月4日〜10日)」の啓発イベントの代替事業として、普段の10倍以上の8千部を印刷。市には6200部を贈った。
贈呈式で中川勝市長にパンフレットを手渡した鈴木会長は「感染予防の観点からも歯磨きは大事。この時期だからこそ、歯磨きを習慣付けてほしい」と話した。