よろしく・米沢食肉公社・新社長・佐藤康寛さん(S50卒)
(2020年5月27日山形新聞より)
米沢食肉公社・新社長・佐藤康寛さん(S50卒)
前身の置賜畜産公社に入社して40年。これまで県や市、JA関係者などが就いてきた社長に生え抜きとして初めて就任した。「先人が作ってきた米沢牛ブランドと会社を守るため、後進の育成に力を入れていきたい」と語る。
入社後は食肉の加工や品質管理などを担当した後、長く総務部門でキャリアを重ねた。社名変更や食肉センターの改築など、米沢牛発展の歴史と共に歩んできたが印象深いのは苦境を乗り越えてきた経験だ。東日本震災後の放射性物質検査や牛海綿状脳症(BSE)、O157など、いずれもさまざまな関係者と手を携えて切り抜けた。現在直面する新型コロナウイルス感染症に対しても「各方面に迅速な対応を頂いている」。観光客数の回復には時間を要することもあり、「改めて地元からの信頼をより厚くしていけるよう努力しなければ」と力を込める。
白鷹町出身、長男長女は独立、次男は県外に進学しており、妻と二人暮らし。趣味はスキーとゴルフ。米沢牛のお薦めの食べ方は、肉の味が一番よく味わえるすき焼きと言う。63歳。