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米沢商工会議所会頭に就任・増村力さん(S50卒) (2019年11月14日山形新聞より)


米沢商工会議所会頭・増村力さん(62歳・S50卒)

 工学系出身らしく、思わず口に出たのが「私は自我が強く、機関車のように力強く進んでいくリーダーではない」だった。ならば「動力源で例えるなら」の問いに、笑みを浮かべながら「ソーラーカーですかね」。太陽光がないと動かない様子を「周囲の力を借りて前に進む」とする自らのスタイルに重ねた。音が静かで穏やかな点も。

 常議員、副会頭ともに1期3年ずつ務めたのち、12代目の会頭に就任した。「経験が少ないので」と周囲に対して気遣いを見せる。前任の吉野徹氏から会頭職を引き継ぐ時に掛けられた言葉で、特に印象に残っているのは「心配することはない」だった。「力強い副会頭と専務理事、職員に加え、2500人の会員で成り立っている」。吉野氏の一言で決心が固まった。

 米沢市の現状について「人口、事務所数ともに減り、このままではいけない。行政と連携して早急に活性化策を打っていく必要がある」と決意を語る。

 本業は建築設備や環境、水処理を手掛ける東亜熱研工業の社長。毎朝5時半から約1時間、愛犬のラブラドールレトリバーとの散歩が日課だ。「10歳のメスで私にとって癒しの存在。人間の年でいうと60歳くらいかな。今は同年代だが、そろそろ抜かれる」と笑う。

 趣味は釣りやキノコ狩り、旅行と幅広い。外に出るのが好きで、旅行はもっぱら海外。飛行機のチケットと宿だけで予約し、現地を好きに回る。非日常と自分を見つめなおし、「心のよりどころを再確認する」が旅の目的という。米沢市内で妻、長男と3人暮らし。「あと、愛犬も」

自ら学ぶ気持ち大切・東亜熱研工業社長・増村力さん(2019年6月7日山形新聞)