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認知症を理解しサポーター役に・白鷹中で講座・吉川順さん
(2019年2月7日山形新聞より)


吉川順院長(S50卒)から認知症の症状や早期発見の大切さを学ぶ子供たち=白鷹町白鷹中

 子どもたちに認知症への理解を深めてもらおうと、認知症サポーター養成講座が5日、白鷹町白鷹中(山川英俊校長)で開かれ2年生111人が代表的な症状や早期発見の重要性を学んだ。

 認知症専門医で吉川記念病院(長井市)の吉川順院長(S50卒)が講師を務め、認知症は身近な病気の一つであると説明。その上で、活動的だった人が活力を失うなどの初期症状に触れながら、「早期発見が非常に大事になる。早く受診できれば薬で進行を遅らせ、症状をなくすこともできる」と強調した。

 また、道に迷う▽物の使い方がわからない▽目的にあった行動ができない−といった中核症状と、好みの変化▽関心の薄れ▽物を盗まれる妄想−などの周辺症状を紹介。「ぜひ家族と認知症の話をして、一緒に対応を学んでほしい」と呼び掛けた。

 養成講座は町が主催。同病院職員による理解促進のための紙芝居も上演された。斎藤映斗さん(14)は「自分も含め、いつか認知症になる可能性がある。もし近くに患者がいたらサポートしたい」と語った。

2月7日山形新聞