経営者、技術者から多様な生き方学ぶ・米沢興譲館高で授業
(2018年12月29日山形新聞より)
地元の経営者や研究者らから社会で求められる人物像などを学ぶ生徒=米沢興譲館高
米沢市の米沢興譲館高(横戸隆校長)で26日、地元の企業や団体で活躍する経営者、技術者らが講師を務めて「多様な生き方」を学ぶ授業が行われ、生徒は社会で求められる人物像などを学んだ。
経営や研究などを通して培った貴重な経験談を通し、多様な価値観の醸成や人間性の育成を図ろうと企画した。県置賜総合支庁や米沢商工会議所などの協力を得て、渡部隆タカハタ電子社長や機械設計製造の吉沢穣Zメカニズム技研開発技術部長(H9卒)、婦人服織物メーカーの寺島規人青文テキスタイル社長(S52卒)らに講師を依頼した。
このうち、渡部社長は南北戦争時代のアメリカ大統領・リンカーンが残した「意志あるところに道は開ける」を紹介しながら、目的意識を持つことの大切さなどを説いていた。また、吉沢部長は独自に開発したエンジンの特性を示しながら困難に挑戦し続けるエンジニア魂を語っていた。