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県立図書館・偉人紹介の「県人文庫」残り1カ月 行間からにじむ人柄
斎藤茂吉や我妻栄(T3卒) 5人の手紙を追加展示
(2018年11月14日山形新聞より)


我妻栄(T3卒)が末の妹に宛てた絵はがき=山形市・県立図書館

 県立図書館の大規模改修に伴い、本県出身の功績を伝えている展示室「県人文庫」が12月2日で現在の資料展示を終える。残り約1カ月という展示期間に合わせ、同図書館は手紙などの資料を追加し、偉人たちの人となりや足跡を伝えている。

 「県人文庫」は文学分野で活躍した斎藤茂吉、浜田広介(T3卒)、学術分野で功績を残した伊東忠太(藩学・興譲館入学)、 法学者我妻栄(T3卒)ら22人の資料を展示。個々の活躍に加え、資料を一堂に集めることで本県出身の人材の豊富さや、それぞれの相関関係を伝えてきた。リニューアル後は関連分野ごとに資料を展示する予定。

 新たに展示したのは安部次郎や伊東忠太、斎藤茂吉ら5人が親しい相手に送った書簡。我妻栄の絵はがきは末の妹に宛てて国内外から送ったもので、大切に気に掛けていたことを物語っている。経済学者大熊信行(M45卒)が妻に宛てたはがきからは2人の仲むつまじさが感じられる。

 県人文庫の前のスペースでは、県出身者や県内在住者の作品を紹介する「2017〜2018 県内出版物展」を開催中。昨年10月以降の1年間に出版された作品のうち、貸出可能な約500点を中心に紹介している。

11月14日山形新聞