功労者表彰に池内正一さん・県高野連元理事長
(2018年5月22日朝日新聞より)
池内正一さん(S49卒)県高野連元理事長
高校野球の地方大会の運営などの貢献に対し、全国選手権の記念大会に合わせ、5年ごとにたたえる「功労者表彰」に2004〜09年度に県高野連の理事長を務めた池内正一さん(62・S49卒)が選ばれた。選手の負担を減らすため、大会日程に休養日を増やすなどの対策に取り組んだ。6月28日の山形県大会の抽選会で表彰される。
池内さんは新庄工や米沢工などで、監督や部長を歴任した。一番の喜びは生徒たちの成長を見ることだという。「3年間で子どもたちは驚くほど成長していく。捕れなかったボールが捕れるようになったり、自信を持って試合に挑めるようになったり。試合で必ずしも報われるとは限らないが、努力は確実に実になると感じる」
生徒たちが野球に打ち込める環境を作りたいと、大会運営などを通じ、40年近くにわたり高校野球を支えてきた。現在は山形工野球部の顧問として事務を助ける。「これからも裏方としてお手伝いできれば」と笑顔で話した。
※日本高野連は5月18日、今夏の第100回全国選手権大会に合わせ、地方大会の運営や高校野球の育成に尽力した功績をたたえる「功労者表彰」の受賞者47人を発表した。5年ごとの記念大会で実施され、各都道府県から1人ずつを選ぶ。表彰式は各地方大会の抽選会や開会式などで行われる。