平成24年春の叙勲受章者 (2012年5月1日/2012年4月29日山形新聞)
- 瑞宝中綬章 平井勝夫 (S35卒) 元最高検察庁事務局長 検察事務功労
- 旭日双光章 外田陽 (S23卒) 元長井市西置賜郡医師会長 保健衛生功労
(敬称略)
旭日双光章 外田陽さん(長井市・81歳・S32卒)
置賜病院の開院に尽力
長井市西置賜郡医師会長を1996年から2000年まで務め、公立置賜総合病院(川西町)の開院に関わった。病院と診療所の「病診連携」、診療所間の「診診連携」の強化に力を注ぎ、介護保険制度の施行に向けた勉強会を開くなど奔走した。
1959年(昭和34)年に長井市で仁陽堂外田医院を開業。71年には激増する交通事故に対応するため、市内の外科系医院が協力する休日の医療体制を築き、「長井方式」として注目された。「医療技術は進むが、人同士のコミュニケーションの大切さは変わらない。患者の健康を守るためにも、医師会が互いの顔を知る、和やかな雰囲気を大事にしていきたい」と語る。