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喜寿 バリトン熱唱 元音楽教諭、米沢で来月13日公演(2011年10月19日朝日新聞)

上野謙二郎さん
リサイタルに向け、練習を重ねる上野謙二郎さん(S27卒)=米沢市

 77歳の喜寿を迎えた米沢市の元中学校音楽教諭、上野謙二郎さん(S27卒)が11月、最後のバリトンリサイタルを開く。胃がんを克服し、70歳の古希を迎えたのを機に始め、5回目の開催だが、「喜寿は一つの節目。公演はこれで最後」。高齢者合唱団の指導は今後も続けるという。
 上野さんは山形大教育学部を卒業後、1994年まで38年間、米沢市や川西町で教壇に立った。定年退職後の99年、胃がんが見つかり全摘手術を受けた。
 2002年に東京の男性が古希記念リサイタルを開いたことを知り、「よし、自分も」と発奮。練習を重ね、03年11月にリサイタルを開き、シューベルトの「冬の旅」全24曲にドイツ語で挑んだ。以来2年ごとに開催。教え子らがチケット販売や会場運営などを引き受けてくれている。
 リサイタルは11月13日午後2時から米沢市丸の内1丁目の伝国の杜置賜文化ホールで。オープニングで米沢の情景を詠んだ「愛郷の歌」、第1部で「ローレライ」「野ばら」などを歌う。第2部は伴奏役のピアニスト小野弘子さんがラフマニノフの前奏曲「鐘」などを披露。第3部は上野さんがシューベルト「冬の旅」から8曲をドイツ語で歌う。
 入場無料。問い合わせは実行委(0238-23-9192)へ。

10月19日朝日新聞