海外協力｢教師｣の糧に 坂野雄大さん（24）パプアニューギニアへ
（2011年6月18日米澤新聞）
世界地図を広げ赴任先の説明をする坂野雄大さん（H17卒）
JACA（独立行政法人国際協力機構）の青年海外協力隊1次隊に参加する坂野雄大さん（24・H17卒）が15日、米沢市金池の産業会館を訪れ、原邦夫同市教育長にパプアニューギニアのセントポール小学校に理数科教師として出発することを報告した。
坂野さんは米沢市出身で、この春東北大学を卒業。教員を希望しているが、すぐになるのではなく、｢今しかできない経験｣を積み伸びしろを増やそうと協力隊に応募した。念願が叶い、2年間の任期で今年初夏に、パプアニューギニアの小学校に赴任し、7、8年生（日本の中学1、2年生）に数学と理科の指導にあたることが決まった。
原教育長を前に、坂野さんは世界地図を広げながら説明。｢帰国したら教員免許を取得したい。数学が専門だが理科も担当するため、まわりにあるものを使って青空実験をしたり、子どものころから、さまざまなスポーツを経験してきたことを生かし、授業だけでなくスポーツを通し生徒や地域住民と交流関係を深めていきたい｣と意気込みを語った。
