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一日を懸命に、大切に 米沢の会社、被災者にカレンダー提供
(2011年5月26日山形新聞)

中村隆志さん
仮設住宅の入居者らに配布しているカレンダーと中村隆志社長(S42卒)

 米沢市の青葉堂印刷(中村隆志社長・S42卒)は、東日本大震災被災地への激励メッセージを印刷したカレンダーを作り、仮設住宅入居者らに提供している。
 カレンダーの製造販売を主力とする同社は被災地を含む東北一円に取引先がある。中村社長が4月上旬に被災地を訪ねた際、すべてを津波で失った人々の間でカレンダーの需要が高いことを知り「自分たちの本業でできる支援をやろう」とカレンダーの製作と無償提供を決めた。
 1月ではなく4月から始まる特別版で、表紙は日の丸と「頑張ろう東北!」の文字。曜日と日付、予定欄だけのシンプルなデザインで、通常は事業所名などを印刷する株のスペースにも「頑張ろう東北!」の文字が入っている。同社の名称はどこにもない。中村社長は「被災者に重宝してもらえることが一番。そのうえで、心の片隅に頑張ろうという気持ちが浮かんでくれればいい」と話している。
 計1万部を作った。営業担当者が被災地の取引先を訪ねた際に趣旨を説明してカレンダーを託し、それぞれの顧客である被災者に届けてもらっている。

5月26日山形新聞