藩校興譲館、米沢中学、米沢一高、米沢西高、米沢興譲館高と続く米沢興譲館同窓会公式サイト

ホームページロゴ

南陽市の元教諭安藤さん夫妻 水彩と木工・結婚40年展 互いに刺激し合い創作
(2011年5月14日山形新聞)

安藤さん夫妻
結婚40周年を記念して「夫婦展」を開いた安藤博さん(S38卒)と迪子さん=南陽市えくぼプラザ

 南陽市赤湯の安藤博さん(S38卒・66)迪子さん(73)夫妻による木工と水彩画の「夫婦展」が、同市のえくぼプラザで開かれている。結婚40年の記念展。互いに刺激し合いながら創作した作品群が、訪れた人の目を楽しませている。

 二人とも元中学校教諭で、体育と数学を教えていた博さんは2006年から木工品を、音楽と美術を担当していた迪子さんは1995年ごろから水彩画を、いずれも退職を機に取り組んできた。08年には初の夫婦展を開催。この時、「3年後に結婚40周年の展示会を開こう」と決め、3年がかりで創作活動を続けてきた。
 今回、博さんはからくり仕掛けの引き出しや腰掛け、踏み台など17点、迪子さんは自分のさまざまな表情を一枚の絵に連ねた自画像や、木工作業中の博さん、高畠町の桜咲くまほろばの緑堂の風景画など17点を出品。いずれも二人の作品に掛けるこだわりと、旺盛な創作意欲を感じさせる。このうち迪子さんの「指揮」は昨年、蒼騎展奨励賞を受賞している。
 互いの創作について、迪子さんは「作業中は真剣で別人のよう。細やかな仕事は負けていられないと競争意識が湧く」、博さんは「写真に頼らず、自画像は鏡を見ながら、風景は必ず現地で描く姿勢を評価したい」。
 展示会は18日まで。次の夫婦展は、博さんが古希、迪子さんが喜寿を数えとしで迎える年後と決めているという。

5月14日山形新聞