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恋愛そっとアドバイス 「モテ期は自分でつくるもの」 菊乃さん(南陽市出身)本出版
(2011年3月10日山形新聞)

菊乃・田中淳子さん
「モテ期は自分でつくるもの」と語る南陽市出身の菊乃(田中淳子)さん(H10卒)
=東京都・中央区

 東京都内で恋愛カウンセリングなどを行っている菊乃さん(31・H10卒)=本名・田中淳子さん=が「いつの間にか自分に合う人がいつも隣にいるようになる本」(すばる舎リンケージ)を出版し、話題を呼んでいる。恋愛テクニックを並べた単なるノウハウ本ではない。菊乃さんは体験を基に「モテ期は自分でつくるもの」と繰り返し、悩める女性に寄り添うような言葉で、アドバイスをつづった。

いつの間にか自分に合う人がいつも隣にいるようになる本
菊乃さんが出版した「いつの間にか自分に合う人がいつも隣にいるようになる本」
(画像をクリックするとAmazonにジャンプします。)

 同じタイトルで去年9月に電子書籍として出版。専門サイト「電子書店パピレス」の恋愛実用書部門で販売が10週連続トップ10入りし、10月と2月には月間1位に。1月末までのダウンロード数は1100を超えた。大幅に加筆し、紙の書籍は2月17日に発売。初版は5,000部。ネット通販を中心に売り上げが伸び、新人ながら約2週間で3000部の重版が決まった。
 菊乃さんは学生時代にヒッチハイクで全国を旅し、28歳まではほとんど化粧をしないような生活だったという。小売の全国チェーンに就職し、関東の統括マネージャーも務めた。そんな彼女が29歳を目前に考える。「このまま一人出年を取るのかな」。自分の葬式を想像すると妹が喪主を務める情景が浮かんだ。これで「本気になった」という。以来「小悪魔ミーティング」と称して友達と愚痴禁止で語り合い、ネット上で多くの女性の声を聞いた。
 「譲れないものを確かめ、自ら行動することが大事と分かった」と菊乃さん。実践と失敗を重ねて彼氏をゲットし、そこで得た「原理原則」を本に。第1章はずばり「自己分析で人生が変わる」。幸せな恋愛に欠かせないことを「自分の本質を知ること」とし、「本質」について「普段、どんな時に満足や苦痛を感じるか」と定義。「男が逃げたくなる女性」の例も挙げ、「男性が一緒にいたいと思う女性を目指そう」と呼びかける。
 食事や服装、メイクの方法など「モテ女」をつくるポイントも紹介。最終章は「すべてはあなた次第です」で締めくくった。192ページで1,365円。

3月10日山形新聞