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大勢での音楽は格別・アルトサックス続ける市健康福祉部長・菅野智幸さん(S48卒)
(2010年5月29日山形新聞掲載記事)

菅野智幸さんさん
アルトサックス歴は44年になる米沢市健康福祉部長の菅野智幸さん(S48卒)
米沢吹奏楽愛好会の最年長団員として活躍する。(米沢市・置賜総合文化センター)

 アルトサックス一筋44年―。米沢市健康福祉部長の菅野智幸さん(56・S48卒)=米沢市門東町2丁目=は米沢吹奏楽愛好会のアルトサックス奏者として活躍する。
 「唯一の趣味」と笑うが、中学時代から続ける演奏技術はかなりのもの。2008年度の斎藤茂吉文化賞を受けた名門吹奏楽団体の最年長団員として、メンバーを引っ張る存在だ。
 音楽に目覚めたのは米沢二中時代。入学後の部活動紹介で演奏する吹奏楽部員の姿にあこがれた。「そのままぶらっと練習に顔を出し」(菅野さん)ところ、先輩に促されて楽器を手にすることに。演奏は初体験だったが、数種類の中で唯一、音を出せたのがアルトサックス。40年以上も付き合うことになる楽器と出会った瞬間だった。
 米沢興譲館高でも吹奏楽部でアルトサックスを担当。同愛好会に入ったのは山形大工学部2年の時だ。市役所入庁後も子育ての時期を除き、暇を見ては練習を続けてきた。妻の康子さん(48)もかつて愛好会で共にアルトサックスを吹いた仲。娘二人もサックスとパーカッションを奏でる“音楽一家”だ。
 愛好会では年2回の演奏会とコンクール参加を目指し、週2回の練習に励む。病院や施設でコンサートを開くことも。「全員の音があった瞬間は気持ち良い。大勢で音楽を作り上げる楽しさはほかでは味わえない」と語る菅野さん。4月から健康福祉部長の要職にあるが、可能な限り練習に参加するつもりだ。

 

5月29日山形新聞