藩校興譲館、米沢中学、米沢一高、米沢西高、米沢興譲館高と続く米沢興譲館同窓会公式サイト

ホームページロゴ

県高校体育連盟会長に就いた 遠藤啓司さん(S46卒) (2010年5月1日山形新聞掲載記事)

遠藤啓司さん
遠藤啓司さん(57歳・S46卒)

 「高校時代に礼儀や感謝する心をはぐくんでほしい。仲間と涙を流し、笑い合い、切磋琢磨(せっさたくま)する先に栄光がある」。県高体連のトップに就き「高校生のエネルギーを、山形県のスポーツけん引力にしたい」と抱負を語る。
 世界に通用するアスリートの発掘と育成を目指す「県スポーツタレント発掘事業」が2009年度に始まった。県高体連は、事業スタートでトップアスリートを育てる責務が出たとし「高校生選手、社会人選手として活躍し、指導者になって後進を育成する。そうした循環が生まれればと考えている」と力を込めた。
 小国町出身。子どものころから身近にスキーがあった。中学時代からクロスカントリースキーを始め、日体大卒業後、地元で教えたいと高校教諭を志望。1975(昭和50)年4月の米沢東高を振り出しに小国高教頭、荒砥高校長などを歴任。県スポーツ保健課長から今春、山形中央高校長に就いた。
 教諭時代は陸上、クロスカントリーを指導。連帯感と信頼感の必要性を説き、チームプレーの大切さを指導した。「情熱的に、ガンガンと突っ走った。かつての教え子は“あのころは怖かった”と話す」と照れた。
 山野草を愛する。「小さく、かれんな花。そして、大事に世話をすると翌年はいい花を咲かせる」と魅力を語る。「退職後、ゆっくりと付き合いたい」。3人の子どもは独立。小国町の自宅に母(86)と妻(57)を残し、現在は山形市内で単身赴任生活を送る。57歳。

 

5月1日山形新聞