点描で描く本県山河 米沢の沖津さん(S41卒)都内で個展
(2009年11月20日山形新聞掲載記事)
(2009年11月20日山形新聞掲載記事)
個展会場で作品に込めた思い出を説明する沖津信也さん 東京・京橋
日展山形会会員で、中学校長時代に卒業生に似顔絵を贈り続けた画家の沖津信也さん(S41卒)=米沢市=の個展「ふるさとの太陽と山河を描く」が19日、東京・京橋の並木画廊で始まった。県内の自然や家並みを題材にした力作が並んでいる。沖津さんは、日展のほか、フランスの「ル・サロン展」で何度も入選するなど国内外で活躍。いくつもの絵の具で点を重ねる点描にこだわる。卒業生の似顔絵は「もうひとつの卒業証書」として2008年に退職するまで約850人に贈った。
今回は、夕日に照らされた本県の母なる川を描いた「夕照最上川」、飯豊町の散居集落がモチーフの「陽は昇る」などの代表作のほか、米沢市内の民家の風景画など計43点を展示した。25日まで。