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東北軟式野球連盟会長、米沢市在住の相馬忠さん(S25卒)
2009年8月13日山形新聞掲載記事

相馬忠さん

 

 東北軟式野球連盟会長に就任して4カ月。「大変とは思うが、選手が楽しく参加できる大会運営を心掛けたい」。東北6県のチームをまとめる重責に気を引き締める。
  野球歴は70年近い。子どものころは棒をバット代わりにして草野球に明け暮れた。旧米沢興譲館中学(現米沢興譲館高)時代は左翼手として活躍。大学入学のために上京して一時、野球から離れたが、帰郷して家業の写真店を手伝うようになると、高校時代の仲間に誘われ、米沢地区野球連盟の審判員となった。1983年(昭和58)年に同連盟の会長になり、97年には県野球連盟会長に就任した。
  「高校や社会人の強化には小中学生の強化が不可欠」と力を込める。小学生は野球を楽しみ、中学生は基本技術を身につける時期。「軟式、硬式に関係なく、各団体が連携して強化に取り組む。野球は一つなのだから」。
  国体改革に伴う実施競技見直しによって、隔年実施競技に格下げされるなど軟式野球には逆風も吹く、だが、「大会のスリム化もわかるが、国民への普及度を無視して何が『国民体育大会』か。今後も引き続き、隔年実施撤回を求める」と語る。
  プロ野球南海(現ソフトバンク)の黄金期を支え、通算221勝を挙げた故皆川睦雄さんは高校の6年後輩。「大会のため大阪を訪れた際、皆川さんの自宅に泊めてもらった」と懐かしそうに振り返る。7月で80歳になったが、「若い選手たちから元気をもらってます」。相好を崩した。米沢市で写真展を継いだ息子夫婦と暮らす。

8月13日山形新聞