米沢観光物産協会長に就任 小嶋弥左衛門さん(S42卒:同窓会常任理事)
2009年6月9日山形新聞掲載記事
2009年6月9日山形新聞掲載記事
「米沢は現在NHKで放送中の『天地人』をはじめ、これまで幾つかの大河ドラマで脚光を浴びてきた。そうした質の高い歴史的な素材を生かし、観光事業を活性化させるような方向を目指したい」と抱負を語る。
1597(慶長2)年から続く老舗造り酒屋の23代目。千代の死去を受けて2007年、創業時から当主が受け継いでいる弥左衛門を襲名した。家業の傍ら、県教育委員、米沢市景観形成委員など数多くの公職に就く。
米沢観光物産協会では、1987(昭和62)年から副会長を務め、歴代会長を補佐。その経験から「まずは『天地人』で米沢を訪れる観光客に喜んで帰ってもらうことが何よりも重要だ。その上で、米沢の観光の将来を見据え、受け入れ態勢の強化にも努めればならない」と語る。そのためには「観光関係者や市民が一つの方向を向き、力を合わせることが大切」と説く。
「米沢は自然環境に恵まれ、雪が多い以外は天災も少なく、人間性が穏やかだ。外から訪れた人が精神的に安心して滞在できる街で、高いホスピタリティー(もてなしの心)も重要な観光素材」と期待する。
趣味は旅行、スキー、読書。学生時代は司馬遼太郎に熱中し、歴史ファン。今でも歴史書や解説書など月に10冊ほど読破する。スキーは1級の腕前。ワンダーフォーゲル部に所属していた経験から年に数回は山登りに出掛ける。自宅は米沢市本町2丁目。淳子夫人(53)と二人暮らし。60歳。
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