山形新聞2008年12月18日掲載記事
「挑戦、努力を続けて」 卒業生の星教授(カリフォルニア大:昭54卒)講演 南陽・宮内中
「挑戦、努力を続けて」 卒業生の星教授(カリフォルニア大:昭54卒)講演 南陽・宮内中
南陽市の宮内中(油井直樹校長、270人)の卒業生講話が16日、同校で開かれ同中学卒業生で米カリフォルニア大サンディエゴ校の星岳雄教授が、「宮中健児へのメッセージ 経済学から学んだこと」と題して講演した。
星さんは米沢興譲館高、東京大を卒業後、米マサチューセッツ工科大で博士号を取得、同校に勤務している。
この日の講演では「生産性」や「創造的破壊」などの専門用語をわかりやすく説明しながら、経済学の見地から職業選択についてのアドバイス。「中学生の段階で将来の目標が定まっていなくても大丈夫。あせらず、いろいろなことに挑戦して努力を続け、自分にふさわしい職業を見つけてほしい」と語り掛けた。聴講した全校生徒や地域住民ら約300人は真剣な表情で聞き入っていた。
星さんの講演は9月に予定されていたが、台風の影響で来日できず、延期。今回、学会出席で日本に訪れたのに合わせ、開催された。