興譲館中学校校歌
作詞 五十嵐 力
作曲 弘田 竜太郎
盆地米沢狭けれど
山には飯豊、吾妻山
川には松川、鬼面川
前には武道の不識公
後には文道鷹山公
自然に祖先にめぐまれし
この恩寵を忘るるな
興譲中学、興譲中学、学生我等
盆地米沢狭けれど
我等が努力に広がらん
我等が勲に大ならん
足を正義の上に立て
眼は世界の遠きを見
高き理想を望みつつ
不撓不屈に進めかし
興譲中学、興譲中学、学生我等
作詞者は本校明治２０年入学の故五十嵐力博士（早大名誉教授）。国文学者として活躍された。
作曲は故弘田竜太郎先生（東京音楽学校教授）。
制定当時は米沢中学。昭和１０年ごろ興譲中学と改める。
旧校歌は、昭和2(1927)年から現校歌が制定される昭和31年まで歌われたもの。通称『盆地米沢』 作詞者は、明治25年米沢中学卒業で『日本一の源氏学者』とも称された早稲田大学教授の五十嵐力氏である。碑の歌詞は早稲田大学での五十嵐力士の教え子で氏の推薦により興譲館に赴任された旧職員今仁(いまに)勝氏の筆になる。除幕は昭和48年9月18日。