昭和10(1935)年
当時の興譲館
興譲館の話題・米沢の話題画像など
当時話題の外国映画(キネマ旬報ベストテン)
- 最後の億万長者 監督:ルネ・クレール
- 外人部隊 監督:ジャック・フェデー
- ロスチャイルド 監督:アルフレッド・ワーカー
- 未完成交響楽 監督:ヴィリ・フォルスト
- 男の敵 監督:ジョン・フォード
- 生きているモレア 監督:ヘクト・マカーサー
- メリイ・ウイドウ 監督:エルンスト・ルビッチ
- 別れの曲 監督:ゲザ・フォン・ボルヴァリ
- アラン 監督:ロバート・フラハティ
- 情熱なき犯罪 監督:ヘクト・マカーサー
当時話題の日本映画(キネマ旬報ベストテン)
- 妻よ薔薇のやうに 監督:成瀬巳喜男
- 街の入墨者 監督:山中貞雄
- お琴と佐助 監督:島津保次郎
- 忠次売り出す 監督:伊丹万作
- 国定忠次 監督:山中貞雄
- 人生のお荷物 監督:五所平之助
- この子捨てざれば 監督:斎藤寅次郎
- 噂の娘 監督:成瀬巳喜男
- 東京の宿 監督:小津安二郎
- 雪之丞変化 監督:衣笠貞之助
当時の流行歌
- 無情の夢:児玉好雄
- 平城山
- もずが枯木で
- 大江戸出世小唄
- 船頭可愛や
- のぞかれた花嫁/杉狂児
- 二人は若い:ディック・ミネ/星玲子
- 野崎小唄:東海林太郎
- 明治一代女
- どじょっコふなっコ
当時の重大ニュース
- 1月1日 - 国民政府が華北・満洲国間の通郵実施
- 1月3日 - 国際司法裁判所判事、安達峰一郎博士の葬儀がハーグで挙行
- 1月25日 - 宝塚大劇場焼失
- 2月18日 - 貴族院で菊池武夫が、美濃部達吉の天皇機関説を反国体的と糾弾
- 2月28日 - デュポン社のウォーレス・カロザースがポリマー66(ナイロン)を開発
- 3月16日 - アドルフ・ヒトラーがヴェルサイユ条約を破棄し、ナチス・ドイツの再軍備を宣言。
- 3月21日 - ペルシアが国号をイランに改称。
- 4月6日 - 満洲国皇帝溥儀が来日。靖国神社参拝
- 4月7日 - 美濃部達吉が天皇機関説のため不敬罪で告発される。
- 4月9日 - 美濃部達吉の「憲法概要」など著書3冊が発禁となるも買手殺到し書店で売切れ
- 5月6日 - アメリカ合衆国で公共事業促進局発足
- 5月14日 - フィリピンが独立協定を批准
- 5月19日 - 初のアウトバーン路線、フランクフルト・ダルムシュタット間開通
- 6月1日 鉄道省が女子車掌を初採用 NHKが国際放送を開始
- 6月7日 - 有楽座開場
- 6月10日 - 梅津・何応欽協定成立(日本軍による華北分離工作の開始)。
- 6月20日 -富士通信機製造設立(後の富士通)
- 6月27日 - 土肥原・秦徳純協定成立。
- 7月1日 - 船橋・千葉間省線の電化完成(東京・千葉間全通)
- 7月14日 - フランス人民戦線結成
- 8月1日 警視庁で無線自動車が登場 中国共産党が抗日救国統一戦線を提唱(八・一宣言)
- 8月10日 - 国体明徴声明発表
- 8月12日 - 永田鉄山暗殺事件(相沢事件)
- 9月14日 - 第一高等学校が駒場に移転(東京帝大農学部と敷地を交換)
- 9月15日 - ナチスが「ドイツの血とドイツの名誉との保護のための法律」制定(ユダヤ人迫害強化)
- 9月26日 - 第四艦隊事件 和辻哲郎「風土 人間学的考察」
- 10月1日 - ウォルター・デ・マリア、彫刻家・音楽家
- 10月3日 - イタリアがエチオピアへ侵攻開始(第二次エチオピア戦争)
- 10月28日 - 八杉貞利編「露和辞典」発刊(岩波書店)
- 11月1日 - 汪兆銘が抗日派新聞記者に狙撃さる
- 11月3日 - 中国、幣制改革を実施。
- 11月9日 アメリカ産業別労働組合会議設立 上海で日本人水兵が殺害さる(中山事件)
- 11月17日 - 12歳の稲田悦子がフィギュア・スケートのオリンピック選手に決定
- 11月25日 - 日本、冀東防共自治委員会(後の冀東防共自治政府)を設立。
- 11月26日 - 日本ペンクラブ発足(初代会長島崎藤村)
- 11月28日 - 土讃本線三縄-豊永間開通(最後の「陸の孤島」高知県が鉄道で結ばれる) 小林秀雄「私小説論」
- 12月7日 - 東京電気化学工業(後のTDK)設立
- 12月9日 - 北平の学生が、日本の華北分離工作に反対する抗日デモを起こす(一二・九学生運動)。
- 12月10日 - 大阪野球倶楽部(のちの阪神タイガース)が発足
- 12月18日 - 中国、冀察政務委員会設置。
- 12月24日 - 第68議会召集
- 日付不詳 クロード・レヴィ=ストロースが、セレスタン・ブーグルによって、サンパウロ大学教授に就任