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自由に過ごせる空間提供・島倉静夫さん(S46卒)・ボランティア運営「糠野目和楽茶の間」会長
(2017年4月28日山形新聞)


ボランティア運営「糠野目和楽茶の間」会長 ・島倉静夫さん(S46卒)

 「居るだけでいい。人が集まることが大切」

 高畠町福沢の空き家を活用し、昨年5月に開所した地域の居場所「糠野目和楽(わが)茶の間」。年齢や性別に関係なく、訪れた人が自由な時間を過ごしている。運営団体の会長を務める島倉静夫さん(64・S46卒)=同町竹森=に、約1年の取り組みと手応えを聞いた。

―和楽茶の間はどんな場所ですか。
 「お茶を飲みながら友人と話をする人。将棋や囲碁に興じる人、裁縫に没頭する人・・・。何をしてもいいし、ただ居るだけでもいいんです。開所日には毎回30人ほどが訪れ、笑い声に包まれています。初めて来た人はにぎやかさに驚いてくれます」

―さまざまなイベントも行っているそうですね。
 「昨年11月に、利用者が手芸作品や農作物を持ち寄ってバザーを開きました。クリスマス会でお菓子を配ったり、節分に豆まきをしたりと、季節の催しも楽しんでもらっています。また、地元企業の協力で畑を作りました。ネギやトウモロコシ、枝豆などを育てて昼食の材料にしています」

―スタッフの手作りの昼食が楽しみです。
 「献立は希望を聞いてその日に決めます。『今日は暑いからそうめんが食べたい』という具合です。利用者が持ってきてくれた食材を使うこともあり昨年はポトフ、オムライス、マーボーナス、まつたけご飯などを提供しました。孤食が社会問題になっていますが、和楽茶の間に来れば大勢でわいわいと食事ができます。誰かと食べるご飯が一番おいしいですよね」

―運営はボランティアです。やりがいは。
 『現在のスタッフは約30人。料理自慢、大工仕事ができる、長年農業をしてきたなど、いろいろな長所を持っています。利用者のために自分の得意分野を生かせることが一番の喜びです。自分らしさを表現できるとも言えるでしょうか。メンバーにとっても大切な居場所なんです」

―約1年の運営を通じて思うことと、今後の抱負を聞かせてください。
 「自由に過ごせる空間を求めている人はとても多いと分かりました。また、地域を盛り上げたいと願うスタッフがいなければ、運営は軌道に乗らなかったでしょう。建物だけでは居場所にはならないんです。当たり前のようですが、人が集まるということが大切なんです。だれもがくつろげる場所であり続けることで、取り組みに共感する人を増やしていきたいです」

■糠野目和楽茶の間は毎週金曜日と第2日曜日、午前10時〜午後3時に開かれる。利用料は1回200円で、昼食希望者は500円。住所は高畠町福沢578の2。本町公民館の向かい側で、JR高畠駅から徒歩10分。

4月30日山形新聞