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米沢の食 ウナギ守ろう・ラズウェル細木さん(S50卒)と有志が集い「食らう会」
(2016年6月10日山形新聞より)


「“初恋”の味を後世に残したい」と語るラズウェル細木さん(S50卒)=米沢市・可奈免

 米沢市の老舗ウナギ専門店「可奈免(かなめ)」(石雅夫店主)で7日夜、米沢の食をPRするイベントが開かれた。その名も「ラズウェル細木さんとウナギを食らう会」。市の「おしょうしな観光大使」も務める同市出身の漫画家ラズウェル細木さんを招き、市内の有志が開催。県内外のファンらが東北地方では珍しい関西風のウナギのフルコースを味わった。今後も米沢の味を全国に発信していく。
 メニューはウナギの白焼き、湯引き、天ぷら、うな丼のほか、かば焼きに熱かんを注いだ「う酒」などウナギ尽くしの計8品。関東は背から割き、関西は腹から。焼く前に蒸す関東に対し、蒸さない関西。東北では関東風が多い中、可奈免は明治時代の創業からカリッと香ばしい関西風の味を受け継いできた。石店主の曽祖父に当たる創業者の要作さんが九州出身だったのが由来という。
 ウナギの稚魚(シラスウナギ)が激減して価格が高騰し、苦境に立つウナギ業界。貴重な食文化が揺らぐ現状に立ちあがったのが市内で飲食店を営む遠藤正明さん(61・S50卒)。「味のABC(舘山りんご、米沢牛、米沢鯉)だけじゃない米沢の食の魅力を知ってほしい」と高校の同級生のよしみで細木さんに出演を依頼し、食らう会を企画した。
 東京や大分に住む細木さんのファンのほか、遠藤さんの呼び掛けに賛同した市内の飲食店、旅館の関係者ら25人ほどが参加。細木さんは子供のころに父親が宴会で持ち帰ったうな重を口にして以来、ウナギのとりこになったというエピソードを披露し「その鰻が可奈免のかば焼き、漫画のネタを与えてくれた“初恋”の味を後世に残したい」と期待を込めた。
 遠藤さんは「ウナギだけでなく、東北に誇る米沢の食文化と技術を守りたい」と話し、第2弾の開催を頭に描いている。

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6月10日山形新聞