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南陽市・照明寺の縁起を冊子に・秘仏めぐる歴史ロマンも
(2015年8月10日米沢新聞より)


冊子を手にする、編集した菅野昭彦さん(S38卒)

 南陽市宮内地内の金幣山照明寺(星良雲庵主)はこのほど、寺の伝承などをまとめた冊子「金幣山照明寺縁起」を発行した。秘仏を巡る歴史ロマンなどが掲載され、多面的に寺の全体像を伝えている。江戸、明治期の火災で史料が焼失した中、地元出身で「宮内の歴史を語る会」に所属する、神奈川県在住の菅野昭彦さん(70・S38卒)が編集した。
 照明寺は、江戸初期に建立されたと伝わる曹洞宗の尼寺。平安時代の学僧、恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が作ったとされる阿弥陀如来像と薬師如来像の2体を秘仏とし、50年に1度だけ開帳しているという。
 冊子は全6章で構成、カラー写真とともに「縁起」を多面的に伝えている。
 例えば秘仏については、源平合戦で入水したとされる平清盛の嫡孫維盛が、生きのびて宮内に逃れ秘仏を熊野神社に安置し、それが照明寺に残されたという伝説を掲載。山号「金幣山」については、秘仏箱の裏に「光れるものとび来て(中略)円座の如なる物の中に金幣七本あり」と記されていたことを由来と紹介しているほか、平成3年の開帳の様子なども載せている。
 檀家が記した資料などをまとめてほしいと、照明寺が親交のある菅野さんに編集を依頼した。菅野さんは会社員時代、宣伝や編集などの業務を担当。現在はやまがた育英会の理事も務め、会報などの制作に携わっている。昨年10月ごろから作り始め、ことし6月に完成させた。
 菅野さんは「過去を見なければ今は見えてこない。関心のある人に読んでもらえれば」と話している。
 冊子はA4判のカラー刷りで、36ページ。自費出版で100部発行された。問合せは照明寺TEL0238(47)2755まで。


8月10日米沢新聞