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井上ひさしさんの小説に登場・「祝瓶」現実の日本酒に
川西の樽平酒造・2日から限定発売  
(2014年7月31日山形新聞より)


井上ひさしさんの小説から誕生した日本酒「祝瓶」を手にする井上京七社長(S28卒)
=川西町・樽平酒造

 川西町の老舗酒蔵「樽平(たるへい)酒造」(井上京七社長・S28卒)が、同町出身の作家・劇作家井上ひさしさんの小説「下駄(げた)の上の卵」に登場する造り酒屋「祝瓶(しゅくへい)」の名を付けた日本酒を8月2日から限定販売する。町フレンドリープラザ開館20周年に合わせた特別企画。井上さんの親戚で親交の深かった井上社長が、作中の酒を現実のものにした。

 1934(昭和9)年生まれの井上社長と井上さんは小学校時代からの友人。酒蔵の中を走り回ったり、木登りをしたりと一緒に遊ぶことも多かった。井上さんが中学時代に岩手県に転居したが、2人は大学進学後に東京で再会。その後も家族ぐるみの付き合いを続けていた。
 敗戦後の46(昭和21)年の川西を舞台にした「下駄の上の卵」には、眺山や犬川、料亭喜楽など実在の店や地名が登場する。「祝瓶」は同社をモチーフにしており、作中では「町一番の造り酒屋」。同社近くから見える朝日連峰の「祝瓶(いわいがめ)山」から文字を取ったとされている。
 「小説の中で『祝瓶』と出してもらってありがたかった。今回はひさしさんへの感謝の気持ちを込めた」と井上社長。共に過ごした少年時代を振り返り「思い出すと本当に楽しい時間だった」と笑みを浮かべる。
 現実世界に飛び出した酒「祝瓶」は、井上さんの直筆原稿の文字をラベルに採用。中身は井上さんが好んでいた純米吟醸「雪むかえ」にした。2日夜にフレンドリープラザで開かれる開館20周年記念のパーティーでお披露目するほか、720ミリリットル入り2千円で、同社でのみ限定予約販売する。送料別で郵送も可能。問い合わせは0238(42)3101。

7月31日山形新聞