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日本酒の発展に貢献・石川記念奨励賞、小関敏彦さん(S49卒)受賞
  (2013年12月28日山形新聞)

小関敏彦さん
石川記念基金奨励賞を受賞した小関敏彦さん(S49卒)=東京都・千代田区

 日本酒業界の発展に貢献したとして、県工業戦略技術振興課主幹の小関敏彦さん(57・S49卒)=山形市青田3丁目=が日本酒造組合中央会の石川記念基金奨励賞を受賞した。技術面での蔵元支援や県産酒の酒質向上などが高く評価された。小関さんは「長年の取り組みが評価され、ありがたい」と喜んでいる。
 同賞は日本酒の普及・発展につながる研究・実践に尽力した個人が対象。同中央会の会長を務めた故石川弥八郎の寄付金を基に創設され、1977(昭和52)年度からこれまで大学教授やメーカー役員ら13人が選ばれた。今回は小関さんを含め4人が受賞した。
 小関さんは県工業技術センターで30年以上にわたって日本酒の品質研究に取り組み、切れの良さが持ち味の県産酒のブランド価値確立に尽力。トレンドに左右されない蔵元の「ぶれない酒造り」の基盤となる技術力を育成した。県内だけではなく県外の新酒鑑定や貯蔵・管理の指導も行うなどし、品質向上に貢献。東日本大震災で被災した蔵元の移転・復興にも協力した。
 受賞式は19日、東京都内での同中央会創立60周年記念式典の席上で行われた。小関さんは「受賞を新たなスタートと考え、今後も蔵元の酒質向上に協力したい」と話した。

地元杜氏、学習会重ね協力・小関敏彦さん(2013年12月20日朝日新聞山形版)

12月28日山形新聞