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広がる人脈を大切に 坂野雄大さん(26・H17卒)    (2013年4月6日山形新聞)

坂野雄大さん
清掃活動後、そろいのポロシャツで仲間と写真に納まる坂野雄大さん(左・H17卒)

 町中から離れた赴任先の小学校で数学を教えること、これが私の第一の仕事です。しかし、本業に差し支えなければ、どんどん新しいことにチャレンジできる!それが協力隊の魅力でもあります。
 私が住むイーストニューブリテン州の主要都市ココポは、パプアニューギニアの中では比較的治安もよく、隊員数が多い地区です。普段は各配属先で孤軍奮闘している隊員たちですが、「恵まれた環境にいるのだから、みんながいるからこそできる活動をしよう!」という思いで『Making Kokopo Beautiful』と題した清掃活動を行うようになりました。
 活動開始時は隊員のみで行っていたのですが、隊員の努力が実り、少しづつニュージーランドやオーストラリアのボランティアの方々、教員、生徒、一般人を巻き込んで活動ができるようになりました。
 しかし残念ながら、活動が始まって約1年たった今も、行為と結果を結びつけることが苦手な現地人に「ごみはごみ箱へ」という考えを理解してもらうのは難しく、ポイ捨てが減ったのかと言われれば、あまり変化がないというのが実情です。今は長期、継続的に清掃に取り組む姿を現地の人々に見てもらい、問題意識を持ってもらうように努力することが大切なのかなと考えています。


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 この清掃活動が始まった時期は、自分自身、授業にも余裕が出てきた時期であり、赴任校だけではなく、活動範囲を広げたいと考えるようになった頃でもありました。そんな私にとって、この清掃活動を通して他国のボランティアの方々と情報を共有し、他校での信頼できる教員の方と出会えたのは本当に有益であり、人脈を広げる大きなきっかけになりました。
 残り任期も約3ヵ月。赴任直後から少しづつ、同期の理数科教師とともに作ってきた数学のテキストが完成するなど、順調に成果物が出来上がってきました。今後は、これまで作ってきた人脈を最大限に生かし、赴任校はもちろんのこと、できる限り多くの教員の手に教材を届け、授業の質向上につなげてもらうことが私たちの目標です。
 私の活動の記録をブログで公開しています。海外生活、国際ボランティアに興味のある方、ぜひ一度ご覧ください。
 「たった一度の人生だから in パプアニューギニア」

■坂野雄大(さかの・ゆうだい) 米沢興譲館高から山形大理学部に進学。一昨年春、東北大大学院を修了後、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊に参加。派遣先のパプアニューギニアでは理数科教師として赴任校、教育庁と協力し、生徒の基礎計算力向上に奮闘している。米沢市出身、26歳。

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4月6日山形新聞